ta Seed
taは、「ありがとう」感謝のきもち、そしてSeedは「種」
小さな種が芽を出し、やがてそれぞれの花を咲かせていくように、
人にもそれぞれの可能性があると信じています。
私自身、結婚、三人の子育て、仕事、親の介護など、さまざまな経験を重ねてきました。
その中で、迷ったり、立ち止まったりすることもありました。
そんなとき、いつも支えてくれたのは、人との出会いと誰かがかけてくれた「ことば」でした。
自分では気づかなかったことに気づいたり、
それまでとは違う見方ができるようになったり、
もう一度歩き出す力をもらったり。
人との関わりやことばには、その人の心を動かし、
新しい可能性をひらく力があることを、私自身が何度も経験してきました。
だからこそ、人が出会い、つながり、何かを感じたり考えたりできる
「場」をつくることを続けてきました。
アートに触れること。
パンを一緒につくること。
子どもたちと関わること。
そして、ことばを交わすこと。
活動の形は少しずつ変わり、広がってきましたが、
私の中にある軸は、今も変わっていません。
人と人をつなぎ、次の世代へつないでいくこと。
そして、一人ひとりが自分らしく生きていけること。
その思いをどうしたら社会の中で形にしていけるのだろう。
人が自分らしく生きるために、私は何ができるのだろう。
そんな問いを持つようになり、私自身も改めて心理学、教育、キャリアについて学び、
人の心や成長、働くこと、生きること、
そして人と社会とのつながりについて、さらに深く考えるようになりました。
学ぶ中で感じたことは、何歳になっても新しいことを知ることは、とても楽しく、
そこから自分の世界や可能性がひろがっていくということです。
さまざまな考え方や生き方に触れることで、自分自身の世界も少しずつひらいていく。
そして「自分にとって、本当に大切なものは何だろう」と深く考える。
誰かが決めた正解ではなく、自分で考え、自分で選び、自分の人生を歩いていく。
その力は、いくつになっても育てていけるのだと思います。
自分が本当に大切にしているものに気づき、自分らしさを大切にしながら、
周りの人や社会とつながっていく。
その中で、自分らしく、豊かに生きていく道が少しずつ見えてくるのではないかと思います。
そして、新しい出会いや気づきが、自分らしい生き方を考える、
小さな「種」になると感じています。
「ことばのお茶会 - ほどく・ひらく・めぐる」も、そんな思いから生まれました。
安心してことばを交わし、自分の中にある思いを少しずつほどいていく。
誰かのことばから、新しい見方がひらく。
そして、そこで生まれた気づきや思いが、また誰かへ、社会へとめぐっていく。
答えを教える場所ではなく、一人ひとりが自分自身の答えを見つけていくための時間を
つくりたいと思っています。
これまで、アートを通して人の思いや考えに触れ、それが自由に表現されることに
大きな喜びを感じてきました。
そして、食の教室や子どもたちとの関わり、学びやことばとの出会いもまた、
私自身の世界を広げ、次の一歩へ進む力を与えてくれました。
これからは、これまでの経験や学びを活かしながら、一人ひとりの思いや考えを大切にし、
その人らしい可能性がひらいていくような活動を続けていきたいと思っています。
私自身も、まだその途中にいます。
思いがけない出会いや出来事にも心をひらき、好奇心を忘れずに、
これからも学び、考え、人と出会い、ことばを交わしながら、
小さな気づきや出会いを大切に育てていきます。
人と社会をつなぎ、自分らしい生き方を育む。
それが、ta Seedを始めたときから今まで、
そしてこれからも変わることのない、私の願いです。
ta Seed 代表 小田朋子